2010年10月9日土曜日

日本におけるゴミ捨ての変遷

・ゴミの細かい分別は役所の仕事だった

・役所が無駄使いしまくって大赤字になった

・なんとかして経費削減したいときに、リサイクル運動が起きた。それに便乗だ!

・最初はなるべく分別して捨ててくださいと低姿勢だったが、政治家を動かし、強制化とともに、どんどん細分化し、更に有料化した

・最初の話では、リサイクルや有料化が進めば、ゴミも減り、税金も減るという謳い文句だったが

・結果を見れば、税金は減らず、有料化した分だけ負担は増えたのに、ゴミも不法投棄も増え、リサイクルは頓挫し、役所のやっていた仕事を国民に押し付けただけで終わった。市区町村の本来業務であるゴミ捨てを民間に丸投げして、役所が放棄してしまった為、引越し時のゴミ捨ても多額の費用を払って自分でやらなければならなくなってしまい、金銭的にも労力的にも、国民の負担は非常に大きくなってしまった

・また少しでも間違いがあると置き去りにされ、チェックが異様に厳しくなった為、社会全体がギスギスしたものになってしまった上に性格的におおざっぱな人がゴミ出しに躊躇し、不法投棄やゴミ屋敷が増えることになった

・その為に、不法投棄やゴミ屋敷に対する監視を強化しているが、悪循環でしかなく、不信社会を加速させているだけである。そもそも国民全員が細かい人ばかりでは社会が成り立たないのだから、元々のゴミ捨てルールに無理があるのである。

・厳しい時間規制・厳しい曜日規制・細かい分別・粗大ゴミなどは別扱い・少しでも間違えていれば引き取らない・・などの日本のゴミ捨て規則を外国人に説明すると誰もがクレイジーだという反応を示す。当たり前である。法律や規則というものは、誰もが守れる程度のものでなければならないのに、異様に潔癖で細かい性格でなければ捨てられないようになっているのだから。異様に潔癖で細かい社会はいつか破綻する。いずれ大きな反動がくるのは間違いないだろう。根本から見直さなければダメだ。