2010年10月15日金曜日

資源豊かな国日本

食料生産に関しても日本は昔から人口密度が高く室町時代~江戸初期の日本の人口は数千万人に達していて、

この時代が世界の中で最も日本人の比率が高かった時代なのです。

昔は小子化に悩む現代とは違い「食料生産量」=「人口」ですから、いかに日本が豊かだったかわかります。

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日本の政治家がサウジアラビアに「この国は石油が豊かでうらやましいです」と言ったところ、「我々には水の豊富な日本の方がはるかにうらやましいです」と返されたとか。

中東やアフリカや中央アジアなど水の不足している国にとっては水がふんだんにある日本人が「わが国は資源のない国」なんて言っているのを聞けば「ふざけんな!」という感じでしょうね。

加えて水産資源の豊富さも日本は破格な部類です。

要するに「日本は資源のない国」というのは「日本人は水と平和を只だと思っている」という理論から来ているんでしょうね。

世界的に見れば水とか塩とか人間生存の根本に関わるような資源に困っている国の方が遥かに多く、

周辺海域のいたるところで水産品が取れる日本なんてのはむしろ天国なんでしょうね。

おそらく、この「日本は資源のない貧しい国」という言葉は

明治以降の日本の対外進出を正当化するために作られた言葉かと思われます。

「日本は狭く資源がないのだから対外進出しないと生き残れない」みたいな理論で、

少なくとも明治以前の日本人に「日本は資源のない貧しい国」なんて概念はなかったでしょう。

そして、この言葉が戦後でも生き続けているのは「日本は資源がない貧しい国だからアメリカとの戦争に負けた」という正当化理論と

「日本は資源のない貧しい国だから勤勉にならなければならない」という理論からでしょうね。




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