2010年10月10日日曜日

洗脳のプロセス

例によって洗脳のプロセスは、

1. 感情的な反応に「なぜ、なぜ」をつきつけまくる。
2. こういう質問をされ続けると、必ず、答えは抽象的なものになる。
3. そこをまだ、「なぜ、なぜ」とやると、頭が空白になる。(時間をわからなくし、えんえんとやる)
4. すがりつける答え(主催者の意図に他ならない)を提示する。
5. サクラのひとりがすがりつく。
6. どっとみんながすがりつく。

と書けば、アホらしい、自分がしっかりしてればひっかからない、と読んでるあなたは思うでしょう。テレビのディレクターもそうだったし、企業の洗脳研修をいくつか受けたことのある私もそうだけど、「抵抗できませんって」経験すればわかります。
洗脳はまず、「解凍」という従来の価値観を崩壊させるところから始まります。今までの行き方とか仕事の仕方とかについて、徹底した自己否定をさせるのです。次に、「注入」と言われる新しい価値観にすがりつかせるのです。最後に「定着」といわれるフォローが必要です。

どうやらヤマギシズムでは「定着」が甘いようです。これをやらない場合、テレビの取材に応じていた精神科医の診断では、「3週間で解ける」そうです。

極端だったのが、オ○ム真理教の洗脳。

1. 麻薬を与える
2. 殺人や死体がバンバンでてくるビデオをひたすら見せる
3. 赤い光の部屋に放置
4. 信者は完全にバッドトリップし、最大の恐怖におののく
5. そこに教祖が救い主であらわれる

次に自己啓発セミナー

1. 徹底的に批判する。抵抗する人には「抵抗すればするほど、私のいうとおりになっていくんですよ。」と断言し反応を引き出していく。
2. 自我の崩壊した「私はどうすればいいんだ?」状態にもっていく
3. 親のありがたみ、周囲のありがたみといった否定できないものと共に。。。
4. イベント(勧誘)などで「仲間」にする

やられたら、そりゃいちころでしょうね。
このテのことをやる「教室」ってのもあちこちで使われています。際立った特徴があります。

* 時間の感覚をとりさるため、窓がない。
* 音楽の力をフルに使うため、異様にCD,カセットが準備されている。
* 集中させるため、人数と空間を比べると狭い。だいたい椅子だけ。

こういう「教室」に連れ込まれたら、「!」と思ったほうがいいです。「洗脳されたい」と思っているのでなければ、なんとか出るようにしましょう。





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