2010年11月11日木曜日

小学4年生通説を覆す?

千葉に住む小学4年生の吉岡諒人(りょうと)君(9)が夏休みの自由研究で、それまで“アリジゴクは排泄をしない”とされていた通説をひっくり返す発見をした。平たく言えば、アリジゴクがおしっこらしきものをしたのを確認したということだが、この事実を受け、にわかに「アリジゴク」というキーワードがクローズアップされた。

件のニュースに関してまず目立っていたのは吉岡くんの発見を賞賛する声だ。

・吉岡くんが、この通説を知っていたということがすごいね
・「百聞は一見にしかず」と言う言葉を、学者に教えてあげてほしい
・通説に流されないのが偉い。ちゃんと自分で考えてるんだねぇ。

アリジゴクはウスバカゲロウ科の幼虫で、幼虫期は肛門(こうもん)がほぼ閉じており、成虫になる羽化時に、ため込んだ糞(ふん)をまとめて出すと言われている。本などの資料には、“羽化時まで排泄はしない”と書かれたものだ多いのだそうだ。
昆虫学者たちは、小学4年生にその説を覆されたことになるのかもしれず、そんな学者たちに、

・ガキに言い負かされてどうするww
・学者も適当だなぁ、ちゃんと調べていないのか!?

と、ブロガーは手厳しいコメント。“アリジゴクの件と同じように、世の中には間違っているにも関わらず、定着している説がほかにもたくさんありそうだ”、といった書き込みも見られた。

ちなみに、吉岡くんは、夏休みの自由研究として、A4用紙55枚にまとめて小学校に提出。昆虫協会から声がかかり、漫画家のやくみつるさんや昆虫研究家ら 審査員9人の全会一致で「夏休み昆虫研究大賞」に選ばれている。

・A4用紙55枚書く小学4年生か……。落ち込むわ。
・もうちょっといい賞あげれないのかよww
・将来大学に行くとき、何学部に行けばいいんだろうな。

思い込みで物事を見てはいけない、と言われたら、大抵の人は「そりゃそうだ」と思うはずだ。でも、思い込みのフィルターをはずして物事を見るのはとても難しい。それが分かるだけに、吉岡くんには素直に拍手である。

(イノウエアキオ)

Source
にほんブログ村 ニュースブログへ