2011年2月7日月曜日

「首相の月給206万円 カットは5000円」

2011.2.2 16:36

 2日の衆院予算委員会で、公明党が年金制度改革や小沢一郎民主党元代表の証人喚問問題で菅直人首相を激しく攻め立てた。みんなの党も行政改革の取り組み不足を追及。ねじれ国会の打開策を探りたい首相だが、連携への糸口はみえなかった。

 公明党の石井啓一政調会長は、首相が税と社会保障一体改革に参加しない野党を「歴史に対する反逆行為」と非難したことについて、「具体案を示さず逃げてきたのは野党ではなく、民主党だ」と批判。財源を含む年金改革案の提示を迫った。

 首相は自身の発言について「言い過ぎがあったとすれば謝りたい」と陳謝したが、具体案は提示せず、石井氏は「民主党の年金案がいかにいい加減かはっきりした」と切って捨てた。高木陽介幹事長代理は小沢氏の証人喚問を要求、「民主党はけじめの付けられない政党だ」と追及した。

 みんなの党の江田憲司幹事長は「首相は月給206万円、たった5千円カットしただけだ。こんなことで国民に(消費税増税などの)負担をお願いできるのか」と攻撃。「民主党が政権交代の期待を裏切り続けていることこそ、『歴史への反逆』だ」と皮肉った。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110202/plc11020216370013-n1.htm