同志社大、被害届出さず＝「更生期待したい」、入試問題投稿―京都

（時事通信社 - 03月08日 14:03）

　京都大など４大学の入試問題がインターネットの掲示板に投稿された事件で、同志社大（京都市）は８日までに、京都府警に被害届を提出しないことを決めた。

　事件では、京大の入学試験中に問題を投稿したとして、府警が仙台市の男子予備校生（１９）を偽計業務妨害容疑で逮捕。同志社大の問題投稿も認めていたが、同大広報課は「単独のカンニング行為であることが分かった。合否判定も終わり、大学が受けた被害も軽微だった」と説明。「本人の今後の更生に期待したい」としている。

　予備校生はほかに早稲田、立教大学の問題投稿を認める供述をしており、両大学は警視庁に被害届を提出している。