2011年8月11日木曜日

都の人口、都心・臨海に流入続く 増加ペースは鈍化

日経新聞東京面
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C889DE1E1EAE1E2E5E1E2E2EBE2EAE0E2E3E39EEAE1E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E7

2011/8/9 23:11

 総務省が9日発表した住民基本台帳に基づく人口調査(2011年3月末時点)によると、東京都の人口は前年比5万2549人増の1266万2461人だった。人口流入は続くが、増加の度合いはやや鈍化した。市区町村別では、江東区や港区など湾岸部・都心部の人口増加が目立つ一方、北区や杉並区などは減少した。

 増加数が最も多かったのは江東区で5692人増の45万2947人となった。豊洲や有明地区など大型再開発地への転入増加が目立った。湾岸部で大型のタワーマンションの建設が相次いだためだ。ただ、東日本大震災で首都圏の各地で発生した液状化被害の影響で、今後は湾岸部の人気は低下するとの見方も出ている。

 二子玉川地区で大型再開発が進んだ世田谷区も4170人増えた。人口は83万7185人と都内の自治体で最多。中央区や港区など都心回帰の動きも続いている。市部では西東京市や稲城市の人口増加が目立つ。

 一方、人口が減少したのは20市区町村。23区では北、中野、板橋、杉並の各区が減少した。杉並区は「大規模マンションの建設ラッシュが一巡したうえ、他の区の再開発地に引っ越していく転出者が増えた」という。

 市部では三鷹市や国分寺市などの人口が減少した。町村部はほとんどの自治体で減少が続いている。
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