2011年11月25日金曜日

<オリンパス>菊川前会長、森前副社長、山田監査役が辞任

毎日新聞 11月24日(木)21時46分配信

 オリンパスは24日、有価証券投資の損失隠しにかかわったとされる前会長兼社長の菊川剛取締役、前副社長の森久志取締役、山田秀雄監査役の3人が辞任したと発表した。また、高山修一社長は24日に社員向けに声明を出し、会社再建に一定の道筋がつけば、現在の経営体制を一新する考えを明らかにした。

 菊川前会長は10月26日に「株価下落の責任を取る」として会長兼社長職を辞任。森前副社長は、損失隠しにかかわったとして今月8日に副社長職を解任され、山田監査役も同日、辞任を申し出ていた。オリンパスは24日付で辞任届を受理した理由について、「3人は問題発覚後、第三者委員会の調査に誠実に協力しており、受理しても今後の調査に影響はないと判断した」と説明している。

 また、高山社長は社員向けの声明で「現経営陣はオリンパスの再生の途が見えたら、いつでも職を辞す覚悟」と表明。第三者委の調査結果を受けて現職や過去の経営陣へ厳格な責任追及を行ったうえで、経営体制を一新する考えを明らかにした。【柳原美砂子】
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