2011年11月17日木曜日

フェイスブックにわいせつ画像、ユーザーに被害続出

ロイター 11月16日(水)12時51分配信

 11月15日、SNS大手の米フェイスブックは、ユーザーのページにポルノなどの画像や動画などが勝手に表示される例がこの数日に相次いでいることを明らかに。ブリュッセルで昨年4月撮影(2011年 ロイター/Thierry Roge)
 [15日 ロイター] 交流サイト(SNS)大手の米フェイスブックは15日、ユーザーのページのニュースフィードにポルノや暴力的な内容の画像や動画、インターネット上のリンク先が勝手に表示される例がこの数日に相次いでいることを明らかにした。

 フェイスブックの広報担当であるアンドリュー・ノイズ氏は、ロイターに宛てた電子メールによる声明で「ブラウザの弱点を突く組織的なスパム攻撃があった」と表明。同社のエンジニアが脆弱(ぜいじゃく)性を修復するために取り組んでいるとし、「現在、容疑者を突き止めるべく捜査を行っている」と語った。

 さらにノイズ氏はロイターの取材に対し、犯行の動機もまだ判明していないとした上で、ユーザーは「悪意ある」ジャバスクリプトを自身のブラウザのURL欄に張り付けて実行するように仕掛けられ、知らずに問題のコンテンツを共有してしまっていた、と説明した。

 ウイルス対策ソフトメーカー、 トレンドマイクロ<4704.T>のポール・ファーガソン氏によると、フェイスブックなどの「Web2.0」サイトは、多くのコンテンツを外部から引っ張ってきているため、今回のような攻撃の格好のターゲットになっているという。
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