2013年6月3日月曜日

「被ばく不安」に慰謝料案=飯舘村民に50万円、原発賠償方針

時事通信 6月2日(日)19時31分配信

 東京電力福島第1原発事故で計画的避難区域に指定され避難が遅れたとして、福島県飯舘村の長泥行政区の住民約180人が被ばくへの不安に対する慰謝料などを東電に求めた裁判外の紛争解決手続き(ADR)で、住民代表と弁護団は2日、仲介役の原子力損害賠償紛争解決センターから和解方針が示されたと発表した。慰謝料の理由として被ばくへの不安を認め、住民1人に50万円、妊婦と18歳以下は100万円を支払う内容という。

 弁護団によると、避難生活に対する慰謝料とは別に、被ばくの不安に慰謝料を認めるのは初。東電は今後、和解方針について意見書を提出する。 

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