2011年6月25日土曜日

イタリアにおける滞在税導入の動きについて

7月1日以降、フィレンツェ市内に宿泊される場合、最長10泊分までの滞在税が徴収されます。ホテルランクに応じた課税額は以下のとおりです。

* 1ツ星 --- 1泊につき1ユーロ/人
* 2ツ星 --- 1泊につき2ユーロ/人
* 3ツ星 --- 1泊につき3ユーロ/人
* 4ツ星 --- 1泊につき4ユーロ/人
* 5ツ星 --- 1泊につき5ユーロ/人

なお、レジデンスはランクに応じて1泊につき2~4ユーロ/人。アグリトゥリズモは一泊につき1~3ユーロ/人、ヴィッラなどの歴史的建造物への宿泊は一泊につき4ユーロ/人となります。
また、キャンプ場、ユースホステル、貸部屋、簡易宿泊施設においても一泊につき1~2ユーロ/人が課税されます。

なお、10歳未満のお子様、市内の病院施設への入院患者の介護目的等で宿泊施設を利用する場合等は免除の対象となります。支払いに関しては宿泊施設における直接徴収方式となります。

また、ローマ市でも2011年1月1日より同様のシステムが導入されており、やはり最長10泊までの宿泊について徴収対象となり、ホテルランクに応じた徴収額は以下のとおりです。

* 1~3ツ星 --- 1泊につき2ユーロ/人
* 4、5ツ星 --- 1泊につき3ユーロ/人

その他、ユースホステルを除く各種宿泊施設、オスティアのビーチリゾートにおいては一泊あたり1~3ユーロ/人、また一部の観光サービス、市が管理する美術館等への入場には1ユーロ/人が課されます。
なお、10歳未満のお子様、バス・ドライバー、25名以上のグループのツアーガイド1名、市内の病院施設への入院患者の介護目的等で宿泊施設を利用する場合など、免除の対象となります。支払いに関しては宿泊施設における直接徴収方式となります。

自治体によって課税額や除外対象等が若干異なることがございますが、フィレンツェ県の他の都市やヴェネチアでも滞在税の導入が検討されております。ご旅行の際にはご留意ください。

投稿者: Mkt 日時: 2011年06月24日 12:30
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