2011年10月28日金曜日

食品規制値、5分の1に=放射性セシウム、来春にも見直し―厚労省

時事通信 10月28日(金)11時33分配信

 食品に含まれる放射性物質について、小宮山洋子厚生労働相は28日の閣議後記者会見で、放射性セシウムによる内部被ばくを年5ミリシーベルトとして策定している現行の暫定規制値を、年1ミリシーベルト程度を前提に見直す方針を明らかにした。来年4月にも正式な規制値を設ける。
 現在、肉や魚、コメ、野菜などについて1キロ当たり500ベクレル、水や牛乳で同200ベクレルとされているセシウムの規制値は、それぞれ5分の1程度になる見通し。厚生労働省は、放射性ヨウ素など他の物質についても検討を進める。
 粉ミルクやベビーフードなど子ども向けの食品については、より厳格な値を検討する。ただ、小宮山厚労相は「1ミリシーベルトは子どもへの安心を配慮した数字」と述べ、全ての食品に子ども用としてこれ以上の厳しい規制を設定することは見送る考えを示した。 
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