2011年10月5日水曜日

世界初…脂肪税を導入 デンマーク

(日テレNEWS24 - 10月04日 21:10)

 デンマークで今月から、世界初となる「脂肪税」が導入された。

 飽和脂肪酸を含むチーズやバター、肉の加工食品が対象で、飽和脂肪酸一キログラムあたり218円が課税される。デンマークの「マクドナルド」の一部店舗では、「ビッグマック」が約20円値上げされた。国民の健康を改善し、平均寿命を延ばすためとしているが、チーズ専門店の経営者は「チーズは冬を乗り切るために欠かせない脂肪分なんだ。ひどいよ」と話すなど、脂肪税には賛否両論あるのが事実となっている。

 ハンガリーでは先月から、糖分や塩分の多いアイスクリームやスナック菓子に5~20%課税する通称「ポテトチップス税」が開始された。また、フランスでは、8月にソーダ税の導入が提案されている。いずれも「財源確保」が目的で、社会保障費の負担が大きいヨーロッパ諸国では、医療費を減らすとともに税収を得るという一石二鳥の効果が期待されている。
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