2012年1月14日土曜日

小川新法相、死刑執行に前向き姿勢

産経新聞 1月13日(金)22時7分配信

 小川敏夫法相は13日の就任会見で、死刑について「たいへんつらい職務ではあると思うが、職責をしっかりと果たしたい」と述べ、執行に前向きな姿勢を示した。

 ただ、麻原彰晃死刑囚(56)=本名・松本智津夫=らオウム真理教事件の死刑確定囚については、元幹部の平田信(まこと)容疑者(46)が逮捕されたことから「(確定囚から)証言を聞くこともあり得る。その点を考慮する必要はある」と述べ、死刑執行を当面保留する可能性を示唆した。

 執行が長期にわたって見送られ、確定囚が130人に及んでいることに関しては「執行されないまま確定囚がどんどん増えていくのは法律の趣旨に合っていない」との見解を示した。

 小川氏は裁判官、検事、弁護士の経験を持ち、副法相も務めていた。法務省内では「民主党政権の歴代法相の中では最も推進派」とみられている。
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