2012年6月14日木曜日

石油火力、27年ぶり原発を逆転

電気事業連合会は13日、2011年度の国内の電力(新規参入の電力や自家発電を除く)のそれぞれの割合を発表した。原発は前年度の28.6%から10.7%に大きく下がり、7.2%だった1977年度以来の低い水準になった。東京電力福島第一原発の事故後に止まっていったためだ。

 原発の代わりに増やされた石油火力発電は前年度の6.4%から12.8%へ倍増した。原発と石油火力が逆転するのは84年度以来27年ぶり。石油火力は77年度には63.2%を占めていたが、79年の第2次石油危機などを機に減っていった。

 また、液化天然ガス(LNG)を使う火力発電も前年度の29.3%から39.5%に伸び、国内電力で最も高い割合になっている。太陽光や風力など新エネルギーは前年度の1.1%からわずかに増え、1.4%になった。
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