2013年4月7日日曜日

プロ棋士、ソフトに連敗=将棋電王戦で1勝2敗

時事通信 4月6日(土)21時7分配信

将棋のプロ棋士5人と5種類のコンピューターソフトによる団体戦「第2回将棋電王戦」の第3局が6日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、先手の船江恒平五段(25)が184手で将棋ソフト「ツツカナ」に敗れた。

  現役棋士が公式の場でソフトに負けたのは、第2局の佐藤慎一四段(30)に続き2度目。これで棋士側の1勝2敗となった。

  ツツカナは昨年開かれた第22回コンピュータ将棋選手権で3位。どの程度深く読むかをプロの将棋を参考に調整し、強さだけではなく、美しい棋譜を残すことを考慮して作られているという。

  対局終了後の記者会見で、船江五段は「やはり残念。自分の弱いところが出てしまった。ツツカナは最後の粘り強さがすごいと思った」と悔しがった。一方、ツツカナを開発した一丸貴則さん(28)は「まだ実感はないが、勝利の価値は非常に高い」と話した。

  塚田泰明九段(48)が、第1回電王戦で故米長邦雄永世棋聖を破った「ボンクラーズ」の後継ソフト「Puella α」と対局する第4局は13日、将棋会館で行われる。 

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