2013年7月1日月曜日

築地市場は、移転をさせません。7/2土壌汚染地の不法購入に関する裁判。東京地裁11時~703号法定

2013-06-29 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 築地市場移転候補地の不法購入に関し、継続している中の裁判が7/2開催されます。

***水谷さんから****   

 「築地市場移転問題」汚染地購入裁判のご案内

夏至を過ぎ、早いもので一年も残り半分となりました。皆様ますますご健勝のことと存じ上げます。

 さて築地市場廃止と汚染地豊洲新市場問題ですが、7月2日と9月11日に裁判があります。下記ご案内申し上げます。

1)豊洲移転公金支出金返還訴訟(2011年(H23)購入分)

2013年7月2日(火) 11時00分~ 東京地方裁判所 703号法廷

2)豊洲移転公金支出金返還訴訟(2006年(H18)購入分)

2013年9月11日(水) 15時30分~ 東京地方裁判所 522号法廷

 この「公金支出金返還請求裁判」は豊洲新市場用地購入問題で、前石原慎太郎都知事の賠償責任を問う裁判です。

 東京都が市場用地を2回に分けて購入したため、裁判も前期2006年購入分と後期2011年購入分の2件があり、現在同時進行しています。

 先に購入した分(前期2006年購入分)については6月5日の裁判で中間判決の結審があり、判決は9月11日です。

 請求権(請求期間に関して)について、本論に入る前に門前払いされるかどうかの判決です。

 都は東京ガスの行った汚染対策工事(約100億円)が汚染の一部を残すことが分っていながら、汚染を全部除去すると財産価格審議会に虚偽の報告をなし、汚染無しの高い価格で用地を購入しました。

 本論に入れば、都には、説明義務が生じます。

   また、7月2日の裁判は後からの2011年に購入した分についてです。

 都の開いた専門家会議(‘07年~‘08年)の汚染調査により、検出された基準を超える汚染は対策費586億円に及ぶものでした。それにも拘わらず、残置汚染対策費を価格に反映することなく、市場用地を購入したものです。

 財産価格審議会は汚染についての審議をパスし、公正な時価評価を行いませんでした。  

 都の汚染地購入の仕組みは、環境確保条例により「適切な処理」を行えば、何故か汚い土壌も綺麗になる「土壌ロンダリング」のようなものです。

 ‘07年に終了した東京ガスの汚染対策工事後の残置汚染を知っていながら、都は「汚染は無い」と、築地の関係者や都議会に虚偽の報告をしてきました。

 これらの虚偽報告は、築地市場移転問題の争点化を避けるために行われたものと思われますが、都による一連の不公正な土地購入につながって行きます。 

 築地市場を現在地で守る運動が無ければ、日本最大級の汚染は豊洲のもし移転された場合の市場用地に残置されたことになります。

 市場は安定した食糧供給基地として、何よりも安全性を優先されるべきですが、都はそれらをないがしろにしました。都民として理解しがたい不正義です。

 この裁判は、公設市場の移転問題を通して都の不正を正し、食の安心安全と世界に誇る築地を守るためのものです。

 傍聴がなによりの支えですので、皆様よろしくお願いいたします。

 裁判についての詳しい報告は、裁判後の報告会で行います。是非合わせてご参加ください。  

                   以上

 原告 水谷(記)

      〒104-0052 中央区月島3―30-4 イイジマビル1F

 築地市場移転問題裁判原告団   事務局   TEL;03-5547-1191

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