2011年9月5日月曜日

たばこ毎年100円ずつ値上げ…厚労相意欲

(読売新聞 - 09月05日 15:15)

 小宮山厚生労働相は5日の記者会見で、2012年度税制改正に向けて、たばこ税の増税を財務省に要望する考えを明らかにした。

 たばこは1箱(20本入り)あたり約400円だが、小宮山氏は「(1箱あたり)700円くらいまでは(値上げで販売量が減っても1本あたり税収が増えるため全体の)税収が減らない」と強調し、大幅な引き上げに意欲を見せた。

 増税の理由として、小宮山氏は、先進国の中で日本のたばこの値段が安いことや、喫煙率を下げて国民の健康を守る効果があることを挙げた。小宮山氏は「昨年は(毎年)100円ずつ値上げしようと提案した。一定額を上げていくということだ」と語り、3年程度かけて段階的に引き上げたい考えを示した。

 たばこ税は10年度税制改正で、過去最大となる1本あたり3・5円の増税が行われ、1箱が100円以上値上がりした。厚労省は11年度税制改正でも増税を要望したが、「10年度の増税の影響を見極める必要がある」として見送られている。
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